腰痛が発症したとのことで施術を受ける方の多くが、実は腰に原因があるわけではありません。
腰を触ると、確かに硬さはあります。
でも、腰よりも背中や肩の方が硬くなっています。
このようなときは、たとえ腰の硬さだけを取っても腰痛は改善せず、すぐに再発してしまいます。
ところが背中や肩の硬さを取り除いていくと、腰の痛みは緩和してそのまま消滅していきます。
痛みの出ている場所が原因のある場所とは限らないので、身体全体で見ていかないといけませんね。
そして骨盤の歪みなど、骨格の歪みに気をとらわれすぎると、これまた改善ができなくなります。
そもそも骨格が歪むのは骨が変形したからではありません。
交通事故など大きな衝撃によってズレが生じているときは別ですが、ほとんどの場合は筋肉が硬くこってしまい骨格を不均衡に歪めているのですね。
そして筋肉がこった歪の力が一番集中して出たところが痛んでいます。
その歪を緩和してあげれば痛みは解消してしまうのは容易に判断できますね。
つまりはこりを解消させることが痛みの解消につながります。
骨格ではなく筋肉に着目した方が良いと私は考えていますよ。
現に私の施術はいわゆる、ボキボキは行いません。
しかし施術後は骨盤の歪みなどは解消しています。
もちろん痛みなどの症状も緩和していますよ。
こりを解消させるということは、身体の巡りを改善させることになります。
身体の巡りこそが身体の様々な機能のバランスを取り戻してくれます。
なかなか改善しない症状など、身体の巡りを考えてみると良いでしょうね。
