ぎっくり腰など、急に襲ってくる痛みにも前段階の前兆があります。
もともと痛みが急に襲ってくるはずもなく、何かの原因で痛みが発生しているわけです。
思い当たることがないという方が多いですが、それは単純に疲労だったりしますよ。
疲れが溜まってこりが広範囲に広がって硬くなり、動きが悪くなった時に切っ掛けとなる動きがあれば、一気にグキッと行ってしまいます。
切っ掛けはくしゃみだったり、床に落ちたものを拾おうとしてかかんだり…
実に何気ない動きです。
そして一旦グキッとなったらしばらくは痛みが続きます。
その時に下手にもんだり温めたりすると、かえって悪化してしまいますよ。
一番はしっかりと養生をします。
翌日に痛みが軽くなって無理をする人がいますが、たいてい再び痛みが襲ってきます。
グキッとなったときはしっかりと養生しないと繰り返し起きてしまうことにもなりかねません。
整体の施術はあまりに痛みが強く全く動けないときや歩けないときには、行いません。
施術をやろうとしても痛くてさせてくれないでしょう。
1日から2日くらい安静にして少し痛みが和らいだとき、施術を行なって回復を早めます。
回復して痛みが消えてきた時に、また無理をしてしまう方が多いのですが、再び痛みがひどくなる可能性がありますよ。
ここでもしっかりと養生をすることは重要です。
治療も大切ですが、養生こそが身体を完治させる行為になります。
慢性化した症状も施術を行ない、養生して、また施術を行ない、養生して・・・
この繰り返しでほとんど回復してしまいます。