強い刺激

整体を受ける方の中にはかなり強い刺激で施術されたりするのを要求される方がいます。

マッサージでもグリグリされないと気が済まない人ですね。

私はそれはお断りしています。

確かに強い刺激はやってもらった感はあります。

なんとなく効いた~

と満足されるでしょう。

でも、翌日や翌々日になるとグリグリされたところが痛くなったり、かえってこりが強くなったりしているはずです。

そしてまたお店に出かけていく…

それの繰り返しをやっている訳です。

はっきり言っちゃうと、強すぎる刺激は逆効果しかありません。

最小の刺激で最大の効果を出すのが、ベテラン施術者です。

軽く触れられただけで身体が軽くなってしまう施術が理想的ですね。

人間には防御反応というものがあります。

外から強い刺激が加わると身体が自分を守ろうとして、無意識に筋肉を硬直させる反応です。

つまり強い刺激を与えると、そこの筋肉はかえって硬くなってしまうことになります。

これが全身で出る、ともはや施術の効果は期待できませんよ。

そっと身体に触れて優しく弱い刺激で筋肉のこりを取り除くと、後から自己治癒力が働きやすくなり、身体の回復も早くなります。

もの足りない刺激が身体を回復させます。

強すぎる刺激は回復を妨げます。

漢方整体は防御反応を起こさせず、施術中ウトウトと寝て頂いて効果を大きく出しますよ。