自分で治す

漢方整体では様々な症状が出る考え方は、疲労の存在です。

当然漢方整体では怪我は対象外となります。

骨折、脱臼、打ち身、捻挫などのいわゆる怪我に入るものは施術で改善できません。

もちろん過去の怪我によっていつまでも痛みが続いている場合などは施術対象になりますが、ここでも関係しているのは、疲労の存在です。

疲労と言っても人にはいくつかの疲労があります。

私は3つの疲労を考えます。

一つ目は筋肉疲労です。

筋肉疲労は肉体疲労とも言われて、疲労の中で最もポピュラーな存在です。

スポーツや肉体労働をして筋肉を酷使してしまうことで蓄積するやつですね。

主に酷使した箇所にこりとして出てきます。

次には精神疲労。

これは何と言ってもストレスによって蓄積する疲労で、結構厄介です。

気分の落ち込みや不眠、不安感、自律神経の不調、場合によってはうつ症などを伴ってくるので不快な症状は全身に及ぶことが多いです。

そして身体に出る現象は、こりとしてあらゆる場所に出てきます。

肩が原因がわからないのにカチカチになっているとか、背中が硬くなって呼吸するのもしずらいとか、こっているのがわからないこともあります。

三番目は内臓疲労です。

これは主には不摂生な生活習慣によって蓄積してきます。

飲酒、喫煙はもとより高カロリーなものを摂りすぎたり睡眠不足など現代では結構ありがちですね。

内臓の疲労が蓄積すると、生活習慣病などを発症させてしまいますよ。

心臓、肝臓、腎臓などあらゆる臓器が関係します。

この疲労も身体では全身のこりとして出てきます。

こりを見逃すととんでもない症状が後から襲ってくることがありますので、絶対に見逃さないことですね。

漢方整体はこの疲労を解消させるのが施術目的です。

そして疲労を解消させて、その人が持つ自己治癒力を高めるのですね。

様々な症状が改善しない背景には、自己治癒力が低下していることにより治る力が不足していることが考えられるからです。

整体の施術でこりを取り除き、疲労を解消させると自己治癒力が高まってきます。

その結果、様々な症状の改善が図れるのですね。