影の存在の影響力

大相撲で新横綱の稀勢の里が優勝して、まさにまた相撲人気が高まっています。

稀勢の里が日馬富士戦で左腕を負傷したにも関わらず、休場することなく優勝を果たしたのは感激しました。

負傷した時は全く動くことも出来なくて、ただ肩を押さえていただけに「これはかなり深刻な怪我ではないかと」思っていました。

事実、翌日の鶴竜戦では直ぐに寄り切られて全く相撲になってなく、もはや優勝はおろか千秋楽に出場も出来ないだろうと思ったのは正直なところです。

ところが千秋楽に出場するどころか見事に勝って優勝決定戦まで制しました。

稀勢の里の回復力には驚きです。

しかし私がもっと感じたのは、稀勢の里の治療を行った治療家の存在です。

医者なのか、施術家なのかは分かりませんが、2日間で100キロ以上の体重がある巨体がぶつかり合う衝撃に耐えうるまで回復させたのには、驚愕ですね。

私の整体は怪我は施術範囲から外れますが、怪我の状態に運があったのもあるでしょうが、かなりの技術レベルだと確信します。

一般の人ならば運動を止めて時間をかけて養生すれば完治していくでしょう。

しかしスポーツ選手の場合、その瞬間に全てをかけて練習してきています。

棄権することは何にもまして悔しいでしょうし、また優勝間近であればなんとしてでも出場したいわけです。

それをかなえさせて、しかも優勝させるまで回復させるとは…

優秀なアスリートには優秀なコーチの存在が欠かせません。

でも、優秀なトレーナーや治療家も必ず必要ですね。