妊娠から出産を経て腰痛が酷くなる女性がかなり多くいます。
出産したら腰痛が出るのは仕方がない…とあきらめてしまうことが多いのですが、すべての女性に腰痛が出るわけではありませんよね。
私の経験上、腰痛が酷くなる女性は妊娠する以前から何らかの腰痛を抱えている方だと思います。
それまではさほど気にも留めていないくらい…
時々痛む程度の腰痛だったのが、妊娠・出産後かなりの痛みに変化して行くのですね。
これは妊娠してお腹に赤ちゃんがいると、当然体重も増えますし身体の重心も変化してきます。
一番負担がかかる腰に問題が発生しても不思議ではありませんね。
このため妊娠中に腰痛で悩む女性が急激に増えてきます。
しかし妊娠中は施術は行えませんから、ひたすら我慢するか軽いマッサージくらいでしのぐしかありませんよ。
出産後体重や重心が元に戻ると腰痛が消えうせるかと言えば、そうならないケースがかなりあります。
一番問題なのが、出産後の女性は赤ちゃん中心の生活に変わることです。
昼夜関係なく授乳などがあるため、自分の睡眠時間や休息が取れない日が続きます。
騒然、ストレスが溜まりますね。
ストレスはこれまた慢性腰痛を酷くさせる大きな原因です。
おまけに赤ちゃんは、当たり前ですが日に日に大きくなります。
重さもかなり重くなっていきます。
それをダッコして移動すると、腰への負担は計りしれませんね。
自分の身体をケアすることなくこのような生活を続けると、慢性腰痛は治るどころ酷くなるいっぽうでしょう。
妊娠前、気にも留めていないくらいの腰痛が、出産後から自分を苦しめる最大の悩みになりかねません。
出産後の腰痛が出ているようでしたら、一刻も早く改善させるようにしてください。