首が痛いと首に何か問題が起きているので、首だけをどうにかして楽にすれば改善する…
そのような考えがかなり多いです。
でも、首だけが悪く痛みが起きている方が少ないですよ。
首が痛い時には、肩や背中、腰にまでしっかりとこりが出ています。
押さえられて初めて他の部分にもこりがあることを知る人も多いのです。
当然、施術は首だけじゃありません。
むしろ首以外のところをしっかりと行う必要がありますね。
身体の筋肉は「○○筋」とそれぞれ名前が付いていますが、単独では動きません。
身体全体の筋肉はつながっています。
ひとつの動作を行う時に、多くの筋肉が動いていきます。
その筋肉の一つに問題が出たら、他の筋肉がそれをかばって動きます。
かばって動くうちに、かばっている筋肉も疲労を起こしてしまいます。
この繰り返しで多くの筋肉に疲労が出てしまい、いずれ痛みへと変わって行くのですね。
施術を行う時は全ての筋肉が柔らかくしなやかに動いてくれるよう調整していきます。
もちろん1回の施術で全て大丈夫とはいきませんが…
ただ中途半端に回復させても、すぐにまたこりは強くなって痛みも出てます。
やるからには疲労回復をしっかりしないとね。