自律神経は身体のすべての機能をコントロールしている神経系で、意思とは無関係に働いています。
昼間に活発に機能する交感神経と夜に活発に機能する副交感神経とに分かれて、活発に動き回る時や静かに休む時にそれぞれの役割りを担っています。
この神経系が不調になると、身体のいたるところで不調が出てきます。
頭痛、めまい、吐き気、腰痛、冷え、不安感、むくみ等など数えるときりがありません。
それぞれの部位には全く異常がなくても身体の複数の部位で症状が出たりしますよ。
そしてこれは更年期障害の時にも出てきますので、更年期障害ではさまざまな症状が出てくると言われるのはこのためですね。
もともとは私たちの身体をベストな状態で維持する為のものですから、これが不調になると本人はまさに耐えがたい症状に見舞われます。
最近では職場などのストレスによって不調になる方が多くなってきています。
ストレスは万病のもとになりますね。
一度不調になるとなかなか改善しにくいのが自律神経ですが、ゆっくりとリラックスした状態で整えてあげると不調の改善が見込めます。
施術の回数には個人差があり、どれだけ強いストレスを受けているかでも変わってきますが、日常苦にならなくらいまで回復させてそれを維持することが出来てきます。
これは自律神経と漢方医学で考えられている気血の巡りとが、少なからずかぶっているためと思います。
昔の医学では神経系の働きは解明されていず、身体を巡るものとしてとらえていたのではないでしょうかね。