難治性の症状はあきらめないこと

今、漢方整体へ来院されている方の症状で難治性のものもかなりあります。

病院で確定診断されたもの、うつ症、線維筋痛症、耳鳴り、自律神経失調症、不妊症、不安症などの他にはっきりした病名が不明のものもあります。

このような症状に対しては特別な施術法があるかと思われがちですが、漢方整体では特にすご技があるわけではありません。

もともと身体を巡っている気血の巡りを整えるのが目的です。

漢方医学では気血の巡りの滞りによって様々な症状が発症するとされています。

ですから、基本はどのような症状でも気血の巡りを良くしていきます。

もちろん多少の技術の変化はありますよ。

しかし100%ではないものの、身体のこりがとれて身体全体でリラックスできてくると、症状は軽くなっていきます。

ただ、そこに至るのに1回の施術でOkとはいきません。

でも、症状の改善が感じ取れたら、あきらめないことです。

そして油断しないことです。

折角症状が軽くなって、日常の生活に支障ないところまで来ているのに、安心して施術をキャンセルしてしまうと再び発症へとかじを切ってしまいます。

症状がほぼ消えても、身体のケアは必要なのです。

気血の巡りは季節などの自然条件でも変化します。

気血は人が四季を通じて自然の中で生きていくときに様々な要因で滞ってしまい、不快な症状を出してきます。

大事なのは症状を消し去ることよりも、気血の巡りを良くして症状を出さないことですね。