強くもむのはやめましょう

こった首や肩をグリグリと指でもみほぐすのは気持ちが良いですよね。

筋肉がほぐれた感があります。

でも、すぐにこりの感覚が戻ったり、次の日痛みが出たりしませんか?

よくもみ返しなんて言われます。

強くもまれたときに起きる現象です。

実は強い力でもみほぐすと、もまれたところの筋肉が余計に傷んでしまいます。

そのせいで身体はそこを修復しようとして硬くなり、より強いこりが生まれるのです。

特に首の筋肉はものすごくデリケートです。

もみすぎると首の筋肉はすぐに傷んでしまいますよ。

こりを取るには力を入れずに優しくこりを流すようにします。

たとえ弱い力でも徐々に身体の中へ伝わり、巡りを良くしてくれます。

もっと大事なのは、部分的にもんでもあまり改善しないことです。

巡りが悪くなっているのは身体全体のことです。

大きな流れを良くしないで、部分的な滞りだけを取り除こうとしても決して改善しません。

身体の大きな巡りを改善して、部分的な滞りを取り除くと、こりが抜けていきますよ。

健康器具を使った場合、ついグリグリしたくなりますが、押さえる程度で十分です。

力と改善とはあまり関係はありませんね。