痛くない施術が必要なわけ

漢方整体院の施術は無痛を基本としています。

よく整体と言うと、ボキボキ骨を鳴らしたり、グリグリと押さえて施術自体に苦痛を伴うものがあります。

このやり方を否定はしませんが、身体に苦痛を感じさせることなく気持ち良いと言う感覚を与えながら施術を行なうべきと私は考えています。

人には防御反応と言うものがあります。

一番わかりやすいのは、人から顔を殴られそうになった時無意識に腕で顔や頭を守りますよね。

これは考えて行動するのではなく、反射的に勝手に腕が動いて顔や頭を守ります。

腕を犠牲にしても命の危険がある顔や頭を守る反応です。

同じように施術時に強い力で筋肉をグッと押さえると、脳は攻撃されたと判断します。

そうなると全身の筋肉を硬直させ末端の血流は減少させてしまいます。

施術で期待する効果とは真逆の状態になるのですね。

これをさらに力でほぐそうとすると、筋肉が傷んでしまい内出血を起こしたり、筋線維を破断させたりしてしまいます。

余計にこりが強くなって痛みを伴いますよ。

俗にいう、もみ返しと言うやつです…

そして何より、精神的にリラックスしていません。

私はこれを避けるため、施術を受ける方が痛みを感じてしまうことを避けていきます。

防御反応が起きないよう、気持ちよくリラックスして自己回復力を上げて行くのが漢方整体院の施術です。

理想は施術中にウトウト寝て頂くことです。