出産後しばらくたって骨盤の歪みを気にする女性が多いですね。
多くは体形的なお悩みからが多いようですが、もっと重要なことは妊娠・出産後から始まる腰痛です。
身体の重心は妊娠していくと変化してきます。
そして骨盤は出産時には必ず歪みます。
赤ちゃんが生まれるのですから、仕方がないことですし避けられません。
そして産後5カ月くらいかけて骨盤が元の状態へ戻っていきます。
しかし、出産前と同じになるかと言うと、そうはいきません。
かなり歪みは残したままで終わってしまいます。
このときに妊娠前にはいていたズボンやスカートが入りにくくなっていたりして気が付きますね。
お尻の形も、なんだか横に広がったような気がする・・・
これは気がするのではなく、実際に広がっているわけですが・・・
ただ、もっと困るのは歪んだままではほとんどと言ってよいほど、腰痛などの不快な症状が出てしまうことです。
特に赤ちゃんを抱きかかえたりして腰に負担がかかると、痛みが出てきます。
この腰痛はケアしない限り、慢性腰痛となって出続けてしまう場合が多いので注意が必要です。
産後の骨盤調整と聞くと、何やらボキッ!バキッ!と骨を鳴らしながら調整するような気がしませんか?
このような調整をしなくても、筋肉の状態を良くしてやれば骨盤の位置は正常な状態に戻ります。
そして広がった骨盤は軽く押さえてやるだけで狭まりますよ。
もちろん1回で出産前の状態になるなんてことは難しいですが、数回で筋肉が元の状態をキープできるようになれば解決します。
腰痛も、子育ての状態で抱っこが多いとそれだけ腰に負担がかかりますので、ある程度はケアしながら痛みを軽くして過ごすようにすると良いですね。
出産は女性の身体にとってかなりのダメージを与えます。
適切に身体のケアをして、できるだけ楽な身体で子育てをしてください。